住宅基礎鉄筋の種類は?

住宅基礎鉄筋には、単純曲げ鉄筋やフック曲げ鉄筋、基礎配筋鉄などの種類があります。

単純曲げ鉄筋は、一本の鉄筋を曲げたもので、主に床版や基礎土台などの構造物で使用されます。曲げた部分は、曲げ加工のために強度が低下するため、直線部分の鉄筋よりも太くして使用するのが一般的です。曲げ角度や曲げ半径には、基礎の設計に基づいた規定があり、その規定に沿った施工が行われます。

フック曲げ鉄筋は、鉄筋の両端を曲げたもので、梁や柱などの上部構造物で使用されます。フックの形状には、外フックと内フックがあります。

外フックは、鉄筋を曲げて外側に取り出した部分で、内フックは、鉄筋を曲げて内側に取り出した部分です。単純曲げ鉄筋と同様、フックの角度や曲げ半径にも規定があり、その規定を守った施工が行われます。

基礎配筋鉄筋は、基礎の構造物に使用される鉄筋で、地盤の支持力や建物の重量を分散する役割を持ちます。基礎配筋鉄筋は、土台鉄筋やスターター鉄筋と呼ばれる鉄筋と、主鉄筋と呼ばれる鉄筋から構成されます。土台鉄筋やスターター鉄筋は、基礎の周囲に配置され、基礎と地盤を接合する役割を持ちます。主鉄筋は、基礎の中央に配置され、建物の重量を支える役割を持ちます。基礎配筋鉄筋の配置や本数には、建物の重量や地盤の性質に応じた規定があり遵守されます。

このように、住宅基礎鉄筋の種類は複数あり厳しい規定に基づいて安全に設置されることになっています。

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